移動手段としてなくてはならない「トゥクトゥク」。

皆さんは乗ったことがありますか?

トゥクトゥクとは、三輪バイクのことです。

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これがトゥクトゥク


ラオスに旅行をする場合、首都ビエンチャンの中心部だけを街歩きするならトゥクトゥクに乗ることはあまりないかもしれません。

ビエンチャン中心部ならレストランもマッサージ屋さんもホテルも、だいたい徒歩圏内なので。

でも、パトゥーサイやタートルアンなど、観光スポットに行く時に

ちょっと歩くのしんどいな〜
あんまり時間が無いな〜

という場合にはトゥクトゥクが便利です。

でもでも〜、ちょっと慣れない旅行者は色んな不安がつきまといますよね。


そこで、今回は「トゥクトゥクの乗り方」について説明します。

注意事項も最後に書きますので、ぜひ最後まで目を通してくださいね!


トゥクトゥクはラオスのタクシー!

日本で足がない時はタクシーを利用しませんか?

タクシーって、そこそこ大きな街なら、ながしのタクシーが走っていて、手を挙げて呼び止められますよね。

ラオスにもタクシーはあるのですが、基本的にながしのタクシーはありません。

空港からホテルなどへ行く際に予約して乗るか、電話で呼ばない限りはよくあるセダン車のタクシーに乗ることはないでしょう。


その代わり、トゥクトゥクが街中にはたくさん走っています。


トゥクトゥクは、ラオスのタクシーなんですね。

トゥクトゥクの乗り方

それでは、トゥクトゥクの乗り方について説明していきますね!

step.1 トゥクトゥクのオジサンに声をかけよう

まずはトゥクトゥクのオジサンに声をかけましょう。

本当なら走っているトゥクトゥクを呼び止めた方がいいです。

何故かと言うと、ボッタクリされにくいからです。

だって、急に話しかけられたら人って嘘つけないでしょう?

高確率で、安い運賃で乗ることができます。


でも、走ってるトゥクトゥクよりも、停まってるトゥクトゥクの方が遥かに多い!!

場合によっては運転手寝てる!マンゴー食べてる!

そんな時は、気に入った人の良さそうなオジサンに声を掛けてみましょう。


声をかける時は、
「サバイディー(こんにちは)」
と、にこやかに、穏やかに。


step.2 行きたい場所をつたえよう

オジサンと軽く挨拶したら、行きたい場所を伝えましょう。

先に、
「パイ サイ?(どこいくの?)」
と言われ不意打ちを食らっても落ち着いて、

「ヤーク パイ 〇〇(〇〇に行きたい)」
と伝えるか、観光スポットであれば写真を見せるとよいでしょう。

地図を見せてもよいですが、ラオス人は地図が読める人は、ほっっとんどいません。

「わかった!」って言っても分かってないことが99%なので、写真を見せる方が確実です。


もし、観光スポットを複数まわる場合は、このタイミングで行きたい場所を全て伝えてくださいね。


step.3 値段を確認、そして交渉しよう

オジサンからのOKをもらったら、次は値段の確認と交渉です。

トゥクトゥクのオジサンは行き先にOKを出したら、すぐに「乗りな!」って言ってきます。

ついついつられて乗ってしまいそうになりますが、このタイミングで必ず値段を確認してください。

確認の仕方は、
「タオダイ?(いくら?)」

高いと感じれば、自分が思ってるよりも少し安い値段を言って交渉します。

この時、ラオス語と英語で伝えてくれますが、英語に自信が無い人はスマホの電卓で交渉頑張れ!

相場ですが、空港からビエンチャン中心地(メコン川のナイトマーケットあたりまで)ならば50000kip。

日本円で約650円(10000kip=130円として計算)。

これが相場です。

なので、近い距離なのに50000kipとか言われたら、20000kipくらいから交渉してみてください。


ちなみに中心地からパトゥーサイあたりまでならば、30000kip以下で乗ることができます。

夜になると深夜料金として10000kip加算されます。
(なんの深夜料金?)


距離はどんなに近くても、どんなに遠くても、交渉次第です。

だいたい、乗せてくれますよ。


step.4 トゥクトゥクに乗りこもう

それではいよいよ、トゥクトゥクに乗車です!

ワクワクしますねぇ。

トゥクトゥクって大好き!


でも、まだ安心しないでくださいね。

近場や有名な観光スポットなら大丈夫ですが、遠い場所まで行く場合や、場所が分かりにくいところへ行く場合は、オジサンがちゃんと道をわかっているのか注意してください。

スマホがネットが繋がる状態なら、Googleマップなどで確認しながら乗ってくださいね。


ちなみに、以前トゥクトゥクに乗ったとき、オジサンは「わかったよー!」と元気よく返事したのに本当は場所が分からず、Googleマップ見て道案内したら「いやいや、外国人のお前に道がわかるわけないだろう。」と言いながら道に迷ったことがあります笑

道を間違えたり道に迷ったり、適当なところで降ろされることもあるので、自分でも道を確認してくださいね。


step.5 目的地に着いたらお金を払おう

目的地についたら、トゥクトゥクから降りてオジサンにお金を払いましょう。

料金は、初めに交渉した金額です。

降りてから払ってもいいし、降りる前に払ってもよいのですが、降りる前に払うとビックリするオジサンもいます。

不意打ちつかせたければ、後ろからどうぞ。


値段交渉のコツ

値段を確認する際、外国人にはかならずめちゃくちゃ高い金額を提示してきます。

そんな時は
「ワァ〜オ!!オーマイガッ!!」
と、オーバーリアクションに!欧米人になりきって!値段の高さにビックリしましょう。

そして、
「ペ〜〜〜ン…!!(高〜〜〜い…!!)」
と、天を仰ぎます。
その後に、希望金額を提示してください。

で、最後にチワワのように瞳をウルウルさせながら、
「〇〇kip…ダイ ボー…?(〇〇キープ…いい…?)」
この一押しです!!

だいたい、常識外れな金額を提示しない限りは
しょーがねーなっ!
って感じでOK出してくれます。

それでもダメなら、
「わかった。もういい。バイバイ!」
って、その場を潔く(この時点で潔くないけれど)立ち去ります。

そうすると、たいていOKくれるか、その様子を見ていた他のトゥクトゥクのオジサンが
「俺のに乗りなよ!」
と声をかけてくれます。

もちろん値段はこちらの提示金額で。


あったら便利、サングラス

以前、持ち物について記事を書きましたが、その中でサングラスについても触れました。


トゥクトゥクに乗る際は、サングラスがあると便利です。

ラオスは首都ビエンチャンでさえ、砂ぼこりが飛んでいて、目に入ったら痛い!!

なので、サングラスをかけていれば、砂ぼこりから目を守ることができますよ!

お持ちの方は、トゥクトゥクに乗ったらサングラスをかけることをお忘れなく。


※注意事項※

トゥクトゥクのオジサンはよい方がほとんどです。

みんな気さくで、乗っているとよく話しかけてくれます。


でも、時々、変な人もいます。

わたしの経験だと、お金を渡す時に手を握られたり、スカートの裾をめくられたり。

その時は「触らんといて」と、地声で冷静に怒りました。

日本語で言いましたよ。

怒ってる空気は言葉はわからなくても伝わります。


そしてとくに夜、トゥクトゥクに乗る場合には注意してください。

飲酒運転はあたりまえで、酔っ払ってる場合があります。

あまり警戒心を解いてしまうと、目的地ではなく人気のない所へ連れていかれる可能性だってあります。


よいトゥクトゥクライフを!!

安くて便利なトゥクトゥク。

慣れれば値段交渉も臆することなくできるようになるでしょう。

値段はどれくらいが相場なのか慣れないうちは混乱すると思いますが、納得する値段であれば気にすることはありません。

トゥクトゥクのオジサンも鬼ではないので、死ぬほど高額な運賃を提示することはないでしょう。

トゥクトゥクで楽しいドライブをー!!