ラオスでは公式に認められただけでも、50の民族が共に暮らしています。

民族だけではなく、首都ビエンチャンには外国人も多く暮らしています。


その中でも中国人やベトナム人は多くって、サンジャン市場というとても大きな中国人街のような場所や、中国人経営のお店、ベトナム人経営の店がたくさんあります。


そんな中国とベトナムですが、ここ最近、ハッスルしています。

なぜかというと、2月は中国では春節、ベトナムではテトといって、彼らのお正月なんです。


2月は中国「春節」とベトナムのお正月「テト」

今年は2月5日がお正月で、前の日の夜はカウントダウンで打ち上げ花火が。

当日も、街中で太鼓やシンバルのような楽器を鳴らしてお祭り騒ぎでした。


知り合いに聞いたところ、ベトナムのお正月は当日は家族だけで過ごし、翌日からお客様をお迎えするそうです。

そして、赤い服が縁起がいいということで、全員、赤い洋服を着用するそうな。

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チャイナ服、めっちゃ可愛い


どうりで毎年、この季節になると真っ赤な服が売られているんですね。

そして、3日間は掃除をしないって言ってました。

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中華系の店にある祭壇もいつもより豪華

4月はラオスのお正月「ピーマイ」

中国人やベトナムのお正月は2月ですが、ラオスのお正月はというと4月です。

4月のお正月は「ピーマイ」と呼ばれ、お互いに水を掛け合う「水かけ祭り」が盛大に行われます。

これは、旧年中の悪い運気をお互いに水を掛け合い流し、新しい良い運気を呼びましょうねということだそう。


そしてビックリするのが、水鉄砲では太刀打ち出来ないくらい、激しく水を掛け合うこと!

ホースやバケツで思いっきりかけられ容赦ないです。

目が合ったらヤバい。

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バケツで思いっきり…。この後、バケツを奪い、逃げる相手に水をかけました。

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パレードのお姉さんにも容赦ない


この季節をめがけて旅行者が来るくらい、人気の行事です。


12月はモン族のお正月

そして、12月にはモン族のお正月があります。彼らはカラフルな衣装を身にまとい、「ボール投げ」を行ないます。

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モン族の衣装のひとつ

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市場で売られているモン族の衣装


これは、男女がペアになりボールを投げ合いながらおしゃべりをし、女性がボールを地面に落としたら結婚する…というお見合いの意味があるんです。

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モン族の衣装を身にまとった女性たち


女性は結婚したくない相手とだと、必死になって落とさないようにするそうで笑


でも、アトラクションとして、女性同士や観光客でも参加させてくれるお祭りもあります。


1月1日は国際的なお正月

わたしたち日本人にとってのお正月は1月1日ですよね。

このお正月も、ラオスではお祝いします。

でも、日本ほどではないですね。

やはり盛り上がるのは4月のピーマイ。


1月1日は国際的なお正月として、祝日になっています。

2日から働き始める会社がほとんどです。


お正月だからといって公式な祝日にはならない

ちなみに、連休になっているお正月は4月のピーマイだけで、モン族のお正月や2月の旧正月はラオスの公式な休日にはなっていません。

公式な休みではないけれど、中国系、ベトナム系の企業のは休みだったり、モン族の人は田舎に帰るからと仕事を休みます。


1月の国際的なお正月。

2月の中国、ベトナムのお正月。

4月のラオスのお正月。

そして12月のモン族のお正月。


ラオスにいると、4回もお正月を体験することになります。

それぞれの国の、それぞれの風習が面白いですね!


次はラオスのお正月、ピーマイ。

3連休なので、このままビエンチャンにとどまるか、他の地域に行くか、悩むところ!!