ラオスで暮らすって、どんな感じ?と日本にいる友人に聞かれることがあります。

旅行ではなく生活しているので、当然ながらメリットもデメリットもあります。


わたしはラオスに移住して数年ですが、辛いと思うこともたくさんあるし、楽しいことは日本にいた時の何倍も。


ここでは、わたしがラオスに移住して感じたメリットとデメリットをご紹介します。


メリット

わたし自身、ラオスに何の思い入れも知識もないまま来てしまいましたが、結果的には来てよかったと感じています。

その理由をいくつかご紹介します。


人の目を気にしなくなった

別記事でも紹介していますが、わたしは子どもの頃から他人の目を異常に気にする性格でした。

大人になっても変わらず、常に周りの様子をうかがう性格でした。

そんなわたしがラオスに来て、人目をあまり気にしなくなったんです。


具体的には、ひとりで鍋、焼肉などを食べに行くなど(一緒に行く相手がいないってのも理由ですが)、日本ではひとりで入りづらい店に行けるようになりました。

これは、ラオス人が他人に興味を示さないからできることです。


自己主張をするようになった

日本人の察する文化は、海外では通用しないという話を聞いたことがありますか?

ラオスには日本人と違った別の察する文化はありますが、自分の意見を言わないことは同意したとみなされる場面もあります。

東南アジアや一部ヨーロッパでは当たり前になっていますが、彼らは自分に非があっても99.9%謝りません。

なんとかして自分の正当性を相手に認めさせようとします。

そんな時に自己主張をしなければ、相手は自分の言ったことが正しいと認められたと思い、どんどん要求してきます。


日本にいた時は、何かトラブルが起こってもこちらが我慢すれば丸く収まると思っていましたが、ラオスではそうはいきません。

黙っていると舐められて理不尽な要求や何かあったら全てこちらのせいにされるので、特に仕事の時は自己主張をするようになりました。


お金を使わなくなった

正確にはお金を使うところがないと言った方がいいかもしれません。

ラオスは娯楽が少なく、ラオス人を見ていると彼らの娯楽は主に、お酒とギャンブル。

とにかくビールをたくさん飲みます。お酒が強いです。

本当はウイスキーやワインが好きだけど、安くすむのでビールを飲むらしい。

ラオラオという焼酎もあります。


私はお酒は強くないし、毎日飲みたいほど好きなわけではないので、酒代もかかりません。


ギャンブルは、パチンコや競馬ではなく、スクラッチカードやビンゴですね。

何か物がもらえたり、お金がもらえることに目がないようで、わたしは若干引いてます。


その他、映画館はあるけど日本語吹き替えはないので日本映画でないと内容分からないし、旅行も連休が少ないのでたくさんは行きません。

洋服もお金を出してほしいものがない。

そうなると、生活費くらいしか使わなくなるんですよね。


わたしは現地採用者なので、給料は低いです。

それでも、日本にいた時より余裕のある暮らしをしています。

日本にいた時はなんであんなに物を買っていたんだろうと、今になって思います。


自分の時間を持てるようになった

日本にいた時はフルタイムの本業の他に、ライター業、夜の仕事の2つの副業をしていました。

完全な休みは月に1日設けていましたが、生活費、交際費、化粧品代やセミナーなどでどんどんお金を使っていました。

あのころ、「休みの日は何をしてるの?」とか「趣味は?」という質問が一番つらかったですね(笑)。

休みなどなかったし、趣味を楽しむ余裕もありませんでした。


ラオスに来て、気軽にアルバイトができないということもありますが、休日は休日として身体を休めることができて嬉しいです。

仕事も残業がなければ、18時以降は自由ですしね。


デメリット

メリットとデメリットは表裏一体です。

デメリットとはいかなくても、まだ慣れないことについてもご紹介します。


行きたい場所に行けない、会いたい人に会えない

海外でも飛行機で4時間…とかならいいんですけど、ラオスから日本に行こうとすると半日かかります。

直行便もまだないですし、乗り継ぎで3~4時間。

まとまった休みがないと日本へはいけないんですよね。


参加したいセミナーなどのイベントや、日本のお祭りに行きたいなーと思っても簡単には行けません。

Twitterなどでセミナーやオフ会の話で盛り上がってると、ちょっぴり寂しい気持ちになります。


ちなみに今、すっごくディズニーに行きたいです。


家族の不幸に立ち会えない

これは海外在住者ならではの悩みではないでしょうか?

わたしがラオスに来るときに、もし家族に何かあっても駆けつけることができないだろうと覚悟はして来ました。

両親も兄弟も今は元気ですが、介護が必要になったときや不幸が起こったときは、その時どうするだろう?と考えることはあります。


欲しいものがすぐ手に入らない

日本なら「ここに行けば必ず売ってる」という専門の店がありますよね。

ラオスで買物をするとき、1つのものを探すのに何日、何カ月かかることがあります。

専門店が少ないし、専門店があったとしても種類が少ない。

その場合はこだわりを捨て、あるもので何とかするという気持ちが必要です。

妥協することが大切。


どうしてもこだわりを捨てきれないときやラオスにはないものの場合、日本に帰ったときか日本とラオスを行き来している友人にお願いをする。

もしくは、隣国タイへ行ったときに買う、ですね。


ちょっとしたことでも一人でできないことがある

言葉の問題ですが、ちょっとしたこと。

例えば、バイクを買うとか、なにか書類がいる時。

外国人の名義で買うのはちょっとややこしいらしくて、わたしはラオス人の名前を借りて買いました。

買うときも一緒に行って通訳してもらいました。

ラオス人の助け、協力がすごく大きくて、わたしは彼らが協力してくれるから暮らしていけます。

もちろん、ラオス在住の日本人の友人にも感謝しています。


日本なら簡単に伝えられることも、ラオスでは自分一人でできないことも多いです。

一人で頑張れることもあるけど、限界がある。

ほんと、ポンコツだなぁと思いながらのんびり暮らしています。


日本もラオスもどちらも好き

日本で暮らすこと、ラオスで暮らすことが、良い悪いではありません。

どちらにいたって、メリットに感じることもデメリットに感じることもあります。

どっちも楽しいし、どっちも息苦しくなることもありますよね。


わたしはラオスに来て数年ですが、日本もラオスも好きです。

海外旅行の経験は少ないし、英語もラオス語も十分に話せないけど、来てよかったなと思うことはたくさんあります。


たまに少し寂しくなるけど、こうやって楽しく暮らせてるのは周りのおかげだなと思うのです。


以上、ラオス移住に関するメリットとデメリットでした!


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